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民主党は政策決定の仕組みが機能していない

 2010-04-28
産経新聞社とFNNが4月24日・25日の両日に実施した合同世論調査によると、鳩山内閣の支持率は前回調査(3月20日・21日実施)より8.3ポイント減の22.2%で、20%割れ寸前の危機的水準となった。一方、内閣への不支持率は12.6ポイント増の66.5%で、ほぼ3分の2が内閣を支持していない。同調査で鳩山内閣の支持率が2割台になったのも、不支持率が6割台になったのも、今回が初めてである。

政党支持率に関しては、民主党は前回調査より5.6ポイント減の19.8となり、ついに2割を切った。単に鳩山内閣だけでなく、民主党自体への不信感が強いことが窺われる。ただ、自民党の支持率も4.6ポイント減の14.2%であり、民主党に幻滅した層の受け皿にはなっていない。他の政党では「みんなの党」の支持率が1.6ポイント増の8.5%となり、存在感を高めている。

「今夏の参院選比例代表での投票先」については、民主党は前回調査より8.2ポイント減の21.2%と急落した。一方、自民党も6.2ポイント減の17.8%とふるわない。「みんなの党」は0.3ポイント増の10.3%と、1割強をしめている。

以上、今回の世論調査の結果に見られるように、鳩山内閣および民主党への逆風は強まる一方だ。もちろん「政治とカネ」の問題や首相の指導力のなさが大きな要因なのだが、それ以前に、鳩山政権は政権の体をなしていないのではないか。政権として何を目標にしているのか不明確で、全体として政策に整合性がなく、閣僚の発言がばらばらで、迷走するばかりで決定できない、といった印象が強いのだ。これでは、政権担当能力がないと言われてもしかたがない。鳩山内閣は“学級会内閣”と揶揄されることもあったが、現状はまるで“学級崩壊”である。

このような状況に陥った背景としては、もともと民主党は「選挙のための寄り合い所帯」の性格が強い、という事情もあるだろう。しかし、たとえそうであっても、今の実態はひどすぎる。そもそも民主党の政策決定のプロセスに、重大な欠陥があるのではないだろうか。というより民主党には、まとまな政策決定の仕組みが確立されていないようにも思える。民主党は「政治主導」というスローガンを掲げてきたが、政策決定の仕組みが機能していないようでは、政治主導など絵に描いた餅だろう。

現在の民主党政権では、政調(政策調査会)が廃止されている。民主党は「政策決定を政府に一元化する」という方針を掲げ、「前政権時代の自民党の政調(政務調査会)は族議員が介入し、政策を歪めていた」などの理由で政調を置かなかったようだが、これは必ずしも好ましい影響を与えていない。かつての自民党の政調は確かに族議員が跋扈する面もあったが、国会議員が政策を議論し、政策を形成していく場として有意義な機能も果たしていた。しかし民主党政権の現状では、政調を置かない一方で、それに代わる政策決定の仕組みが機能していないことが、迷走を続ける大きな原因となっている。

本来、政府に一元化される政策決定は、国家戦略局が軸となるはずだった。この国家戦略局となるはずの部署は現在、国家戦略室という名称だが、事実上、機能しておらず、有名無実の存在となっている。実際に政策決定を一元的に管理しているのは、小沢幹事長である。政調が存在せず、国家戦略室が形骸化し、首相の指導力が欠落している中、小沢幹事長の事実上の独裁体制が成立している。しかも、小沢幹事長の政策介入はもっぱら選挙対策を意識したものが多く、政策的な整合性を公然と無視する例も目立つ。現政権には議員同士がまともに議論する場がなく、いざとなると小沢幹事長にかき回されている、というのが実情なのだ。

その小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について、東京第5検察審査会は4月27日、小沢氏を容疑不十分で不起訴とした東京地検特捜部の処分を不当として、「起訴相当」と議決した。参院選を前に小沢氏の進退問題がまた浮上しそうだが、いずれにせよ民主党の迷走が続くことは確かだ。


【産経・FNN合同世論調査】主な質問と回答

※関連エントリー
■普天間基地移設問題で進退きわまる鳩山政権

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