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鳩山首相、「揺らぎは民主主義の本質」と開き直り?

 2010-03-12

鳩山首相:「揺らぎは宇宙の真理」 発言ぶれ批判に強調
(毎日新聞 2010年3月11日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100312k0000m010109000c.html

 「物質の本質は『揺らぎ』。多くの意見を聞いて大事にする過程で、揺らぎの中で本質を見極めていくのが宇宙の真理ではないか」。鳩山由紀夫首相は 11日、97年の民主党大会で「揺らぎという弱い部分は民主主義の本質」と発言したことについて、首相官邸で記者団から問われ、こう強調した。発言の「ぶれ」を批判されがちな首相だが、科学用語で自らの姿勢を解説してみせたようだ。

 首相は「まったく人の意見を聞かなければ揺らがないのかもしれないが」とも語り、聞き上手と称されるゆえの苦悩ものぞかせた。



鳩山首相の発言に、またもや脱力してしまった。理系出身の首相らしく、『揺らぎ』という物理用語を援用し、「物質の本質は『揺らぎ』。『揺らぎ』の中で本質を見極めていくのが宇宙の真理。『揺らぎ』は民主主義の本質でもある」という趣旨のことを言いたいらしいのだが、どこか認識がずれている気がする。「さすがに宇宙人と呼ばれるだけのことはある」などと感心している場合ではないのである。

確かに、様々な人々の意見に耳を傾け、細かな“すり合わせ”を行いながら、妥当な方向性や結論を探っていくのは、民主主義のプロセスだ。その際の意思決定における“ぶれ”を、揺らぎに例えることも可能かもしれない。しかし、政治はあくまで人間が関わるものである以上、物理現象とまったく同じにはならない。

そもそも、ただ揺らいでいるだけでは政治ではない。様々な人々の意見を聞ききつつ、決断せずに先延ばししていれば、そのうち自動的に最適解が得られる、とでも言うのだろうか。実際のところ鳩山内閣は、「政権内部はばらばらで、行方は定まらず、ひたすら迷走し続けている」という印象しか受けないのである。長年の自民党政権に取って代わり、従来できなかった本格的な改革を断行するという以上、明確なグランドデザインや国家戦略、政策の全体的整合性などがなければ、話にならないだろう。いつまでも浮遊しているだけでは困るのである。

普段、首相本人が問題を先延ばしするだけで一向に決断できず、発言内容も無責任にころころ変わる。政権内部も各自が勝手なことを言っているだけで、いつまでたっても方向感が定まらない。要するに、政権に確固たる“軸”がないのである。『揺らぎ』の有効性を持ち出した鳩山首相の発言も、首相本人や民主党政権の本質的な問題点を脇に置いて、都合のいい自己正当化をしているようにしか聞こえない(本人にはそんな意識はないだろうが)。

なぜ民主党政権がふらふら揺らいでいるだけなのかというと、「マクロの最適化」という全体論がないまま、政策手段などミクロの議論に終始していることが、大きな要因ではないだろうか。これでは「政治主導」など、かけ声倒れにしかならないか、さらなる迷走をもたらすだけだろう。


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