スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

「大型連休分散化案」は弊害だらけ

 2010-03-05
観光庁は3月3日、秋に大型連休(シルバーウイーク)を創設し、さらに春のゴールデンウイークと秋のシルバーウイークの時期を地域(ブロック)別に分散するなどの、休暇分散化法案を公表した。法案は早ければ秋の臨時国会に提出し、再来年からの施行を目指したい考え。大型連休をブロックごとに分散することで、交通や観光地の混雑を緩和し、観光需要を振興することなどを狙うという。

この案は、政府の観光立国推進本部の「休暇分散化ワーキングチーム(WT)」(座長・辻元清美国土交通副大臣)が取りまとめ、3日に提示したもの。全国を5つのブロック(「北海道・東北・北関東」、「南関東」、「中部・北陸・信越」、「近畿」、「中国・四国・九州・沖縄」)に分け、5月と9月に土・日を含む5連休をずらして実施する。

しかし、制度がややこしい割に、何のメリットがあるのか極めて疑問だ。さほど広大な国土でもないのに大型連休が地域ごとに細かくずれていては、かえって面倒だ。全国規模で企業活動を展開している企業は、全社的なスケジュール調整が煩雑になるし、業務効率も低下するだろう。南関東ブロックや近畿ブロックなど大都市圏の連休はそれぞれ同時期だから、帰省ラッシュはほぼ今までどおりだ。普段、家族と遠く離れて暮らしている場合は、大型連休の時期がずれるとスケジュールを合わせにくくなる。また、大型連休の時期に全国的な行事やイベントを実施しようとすると、スケジュールが組みにくくなるだろう。

端的に言って、大方の国民や企業にとって、混乱や不便を招くデメリットこそあれ、ほとんどメリットを見出せない。やはり、廃案にするのが妥当ではないだろうか。

そもそも大型連休の時期に大混雑するのは、大型連休自体が原因だ。なのに、無理に時期をブロック別にずらしたところで、根本的な解決にはならない。

理想的には、みんながいっせいに休む大型連休は最小限にとどめ、各自が任意の時期にまとまった休暇をとれるようにすることが望ましい。欧米諸国は有給休暇を原則的に完全消化する慣行があり、各自が別々に長期休暇をとるのが一般的という。ところが日本企業では、自分だけ長期の有給休暇は取りにくい。対策としては、たとえば従業員の有給休暇の取り残しがあった場合、法人税法上、有給未消化分の人件費は経費としては認めないなどの措置があれば、有給休暇の消化率は上がるかもしれない。

また、諸外国に比べると、日本は国の祝日がかなり多い。しかも、祝日の本来の意義から離れ、みんなが休める休日を設けることが実質的な目的になっている感もある。各自が自由にスケジュールを組んで休むというよりも、一斉に休む日が決められている感じなのだ。

コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://trendcaster.blog68.fc2.com/tb.php/54-ef556b83
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
カレンダー(月別)
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新記事

最新コメント
最新トラックバック

カテゴリ
プロフィール

trendcaster

Author:trendcaster
時流を追いながら書きつらねていきます。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。