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若者はなぜ新聞を読まなくなったのか

 2010-03-02
M1 層(男性20~34 歳)・F1 層(女性20~34 歳)の意識・実態の分析・研究、マーケティング・コンサルティングなどを手がける「M1・F1総研」(出資比率は電通:60%、リクルート:40%)は2月25日、若者の新聞への意識などに関する調査レポート『若者と新聞』(下記)を発表した。

調査実施時期は2009年11月。1都3県在住のM1層(20~34歳男性)1,000人、1都3県在住のM2層(35~49歳男性)200人が調査対象。なお、この調査では、新聞を週1回以上閲覧する人を「新聞を読む人」、週1回未満の人を「新聞を読まない人」とする。

『若者と新聞』(2010年2月25日発表)
・ニュース詳細(PDFファイル 130KB)
http://m1f1.jp/files/release_topic_100225.pdf
・トピックレポート詳細(PDFファイル 573KB)
http://www.m1f1.jp/files/topic_100225.pdf



レポートによると、まず、「普段からよく新聞に接している人」は若い層ほど減少し、20代前半では34.9%。また、「積極的に新聞を閲覧している人」も若い層ほど減少し、20代前半では21.1%。上の世代に比べて、若い世代が新聞を読んでいない実態が明らかとなった。

しかし注目すべきは、若い層の「新聞離れ」が進んでいるとはいえ、それは決して「活字離れ」を意味しないということだ。調査結果では、「活字を読むのは好きなほうである」とする割合は、年代別にほとんど差がない。「書籍」「雑誌」「ニュースサイト」を閲覧する頻度は年代別の差があまりなく、さらに、「フリーペーパー」「ブログ」を読む頻度は若い層の方がむしろ多い。

このように、若者の文字情報に対する興味は決して低下してはいない。様々な文字媒体の中で、新聞が相対的に地盤沈下を起こしているのである。

M1層の意識を調査した結果、新聞を読まない人が新聞を読まない理由としては、「料金がかかるから」「他のメディアから得られる情報で足りているから」などが上位に挙げられている。つまり、新聞で得られる情報は他で間に合うものが多く、わざわざお金を支払う価値を感じないと意識されているのだ。ネットにあふれる無料の情報などで事足りている人が多いということだろう。

そもそも、多くの人は新聞が有料だから読まないのではなく、あえて対価を支払うほどの価値を新聞に感じないから読まないのだ。

新聞を読まない理由として、「読むのに時間がかかるから」「余計な情報が多いから」とする割合も多い。つまり新聞には、自分にとって特に必要のない、あるいは興味のない情報が多いと意識されているのだ。ネットであれば、多彩な情報の中から興味のあるものだけを選択して読めるが、新聞は余計な情報が多い上に、読むのに時間がかかるということだろう。

また、M1層では「効率的に情報を収集したい」とする層が86.2%と、上の層と比べて非常に多く、情報収集では効率を優先する姿勢が窺われる。しかし新聞は、日々の情報を収集する手段としては、速報性でも検索性でもネットにかなわない。

以上のように、ネット化が進展する中で新聞が旧態依然たるメディアになっており、人々のニーズからずれつつある実態が窺える。

日本の新聞業界は宅配制度や再販制度に守られてきた面があるが、ここにきて、経営環境は厳しさを増しつつある。ネット化の進展の中で新聞社がどこまで従来のビジネスモデルを維持できるのか、予断を許さない。このままいくと、新聞社の経営危機や業界再編の話も出てきそうだ。

新聞社にとって、考えられる対策のひとつは記事のネット化だ。たとえば、先日のブログ記事でも取り上げたように、 「日本経済新聞 電子版」が3月23日に創刊される予定で、3月1日から申込受付が開始されている。この日経の試みが成功するかどうかは、他社にとっても試金石となるだろう。

しかし、米国の新聞でオンラインの記事を有料化して成功しているのは、代表的な経済紙「Wall Street Journal」くらいしかない。経済紙のように専門性の高いコンテンツを提供するのであれば、対価を支払う人はいるだろうが、一般紙だとやはり厳しそうだ。

それに、新聞社がネットを主体にしてしまうと、従来のような企業規模を維持するのは困難だろう。どのみち、新聞社にとって困難な未来が待ち受けているのは確かなようだ。

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