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ダーティーヒーロー・小沢氏の代表選出馬で民主党は分裂に向かうか

 2010-08-27
8月26日朝、民主党前幹事長の小沢一郎氏が、9月14日投開票予定の同党代表選への出馬を表明した。小沢氏自らの出馬は以前から取り沙汰されてはいたが、政治資金問題で起訴される可能性も残っている身であり、しかも国民の中には同氏への拒否反応も少なくなく、本当に出馬するかどうかは未知数だった。しかし、ついに出馬表明したことは各方面に衝撃を与えている。菅内閣の発足に際して菅首相から「しばらく静かにしていただいた方がいい」と名指しで言われ、実際、静かにしていた小沢氏だが、ここに来て本格的な反撃に転じたようだ。小沢氏に近い議員が菅政権で相対的に冷遇されているのも、小沢氏の反発を買ったのだろう。

鳩山前首相も小沢氏の出馬について、「応援するのが大義だ」と述べて積極的に支持している。鳩山氏が民主党代表および首相を辞任する際に、小沢幹事長(当時)を道ずれにする形をとったことを考えると、小沢氏の出馬を強く支持するのは一見、驚きでもある。しかし結局、小鳩コンビは一蓮托生ということだろうか。一時は静かに消えていくのかと思われた鳩山氏だが、政局に関与することで復権の道を模索し始めたようである。自分の過去の発言にはとらわれず、変わり身の早いのは相変わらずだ。

小沢氏が民主党代表(ということは首相)に選出されるかどうかは分からない。はっきりしているのは、民主党が分裂に向かう可能性が強まったということだ。現在の民主党は、鳩山・菅の両氏が創立したオリジナルの民主党に、小沢氏が率いていた自由党が合流して成立した経緯もあり、木に竹をついだようなチグハグ感がつきまとう。党内で並外れた政治手腕を誇る小沢氏を支持するグループは、「党内党」のような不気味な存在でもある。

菅首相がめざした挙党体制路線は瓦解しそうだが、これも菅首相の政治手腕のなさがもたらしたものだ。鳩山前政権時代に菅氏は次期首相の座を意識して、意図的に目立たないようにしていたのかと思ったが、菅政権の発足後も存在感の薄さは相変わらずだ。「その場の思いつきで発言」、「官僚への迎合」、「経済オンチ」、「外交・防衛への無関心」、「無為無策」など、首相としての根本的な資質が疑問視されるが、政権への執着だけはかなりのものだ。内容が感じられない菅首相の「存在の耐えられない軽さ」は、菅政権は結局は暫定政権に過ぎないという印象すら与える。

「壊し屋」の異名をとる小沢氏は過去に、政党を作っては壊してきた。同氏の政治手腕とは、言ってみれば政局をかき回すことである。政局が自己目的化しており、政局を動かすことで何を目指しているのか、さっぱり分からない。建設的な要素が感じられないのである。従来から「保守二大政党」を目指してきたとされるが、それ自体は本来的な政治目標とは言いがたい。しかも、手段を選ばないダーティーなイメージもつきまとう。小沢氏は「理念なきマキャベリスト」なのかもしれない。

日本を取り巻く問題が山積する中、政治は膠着状態にある。民主党政権に積極的に期待できる要素がないことも、はっきりしてきた。かといって、いまさら旧来の自民党体制には復帰できない。民主党政権は、55年体制の崩壊プロセスを継続しているのに過ぎないのだろう。ここは、さらなる政界再編成が必要だ。「壊し屋」としての小沢氏が動き出したことで、政界全体を巻き込んだ再編成が始まるかもしれない。


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