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現在の日本の政治情勢は奇妙な凪(なぎ)の状態

 2010-07-18
菅首相は参院選での民主党大敗後も、「消費税の話が唐突な印象を与えたことが敗因だ」と述べ、「消費税アップを提言したこと」に敗因を矮小化したまま、民主党政権の根本的な総括は避けている。首相は何ごともなかったかのように現状維持を図るつもりらしく、選挙結果の判明直後にさっそく続投の意思表明を行った。首相本人が積極的に事態の打開に動いている様子はなく、最近はほとんど雲隠れ状態だ。首相の求心力は大きく低下しており、今後も浮上するのは困難だろう。

民主党と国民新党の連立与党は、参議院で過半数を割り込んでおり、衆議院では過半数はあるものの3分の2には満たない。これでは、参議院で否決された法案を衆議院で再可決することはできない。ちなみに今回の選挙前、国会でまともな審議も行われないまま強行採決が頻発したことに、危惧の念をいだいた国民も多いと思われるが、これも民主党の敗因のひとつだろう。このままでは衆議院と参議院のねじれ現象は必至だが、今のところ民主党の連立工作に乗ってくる政党はない。現時点では、イメージが低下した民主党政権と組むのは得策ではないし、基本政策のすり合わせも容易ではない。案件ごとの部分連合(パーシャル連合)も取り沙汰されているが、あまり意味をなさないように思える。

菅首相は選挙前、小沢氏に「しばらく静かにしていただいた方がいい」と呼びかけて関係が冷却化していた。ここにきて、よりを戻そうとしているフシがあるが、小沢氏とは会えない状態が続いているという。今回の選挙前に民主党幹事長が小沢氏から枝野氏に替わったが、枝野氏の選挙の采配には疑問符がつく。オリジナルの民主党は、政権運営だけでなく選挙でも素人の印象がつきまとう。結局、小沢氏のような政治力がないと、選挙も連立工作も困難なようだ。

しかし、民主党にすぐに取って代わるような存在はない。自民党は今回の選挙で、人口が少ない一人区では圧勝したものの、比例区ではあまりぱっとせず、本格的に復調したとは言いがたい。もっとも躍進が目立ったのは「みんなの党」だが、今のところは理念先行で、党内に大物政治家があまり見当たらず、全国的な組織力にも欠ける。「みんなの党」がさらに大きく党勢を伸ばそうとすると、低くないハードルを乗り越える必要がある。

政治への幻滅は広がっているものの、国民の間にも政界にもあまり悲観的な雰囲気はなく、奇妙な安定感さえ漂っている。日本の現時点の政治情勢は、動きが止まった凪(なぎ)の様相を呈している。しかし日本にとっては難題が山積しており、待ったなしの状況である。遠からず、大きく情勢が動き始めるのではないだろうか。時期は、9月の民主党代表選挙がきっかけになりそうだ。そして、相変わらず小沢氏の動向からは目が離せない。


※関連エントリー
■参院選での民主党大敗で、政治はさらなる混迷へ向かう
■参院選で苦戦する民主党。選挙後、連立の組み替えも課題に

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