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菅新首相の前に立ちはだかる、小沢氏の強い影響力

 2010-06-08
6月2日の鳩山氏の首相退陣表明にあたっては、民主党幹事長の小沢氏も辞任に追い込まれた。小沢氏の辞任については、参院選を前に“鳩山おろし”を画策した小沢氏に対する、鳩山氏の“意趣返し”だという見方もある。そうだとすれば、鳩山氏が自分の退陣と引き換えに小沢氏を“道連れ”にしたことが、決断力がないと批判され続けた鳩山氏が首相在任中に行った、最後で最大の政治決断かもしれない。

後任の幹事長には6月7日、反小沢派とされる枝野氏が就任した。参院選を前に“小沢離れ”のイメージを演出したい菅新首相にとって、これは象徴的人事といえる。枝野氏と菅氏はかつて「新党さきがけ」に所属し、自社さ連立政権で薬害エイズ問題に取り組んだ頃から、政治活動をともにしてきた。ただ、小沢氏が率いる自由党との合併構想が持ち上がった際、菅氏は前向きだったのに対し、枝野氏は強硬に反対した。合併以降、菅氏は小沢氏と比較的良好な関係を維持してきたとされるが、枝野氏の小沢氏へのスタンスは旗幟鮮明である。

ところで民主党は、自由党と合併する前と後で大きく変質している。合併後も党名は民主党のままであるなど、形の上では民主党が自由党を吸収合併したように見えるが、小沢氏の政治力などを考慮すれば、実際は対等合併に近いものだった。今でも、合併前の民主党と自由党の流れをくむ各勢力は、必ずしも融合しているとは言いがたい。また、もともと民主党の内部は、自民党の旧田中派に属していた政治家や旧社会党系、旧民社党系など、出自や路線は結構ばらばらだった。それが自由党との合併によって、さらに統一感がなくなり、“選挙互助会”の性格をより強めた。

小沢氏が幹事長を辞任しても、党内に隠然たる影響力を持つ実質的な最高実力者であるという状況は、なかなか変わらないだろう。かつて民主党が自由党との合併に踏み切ったのも、数を拡大し、併せて小沢氏の政治力を活用できれば、政権に近づけるという判断があったからだ。菅氏も枝野氏も、首相や幹事長としての力量は未知数である。しかも、菅氏の党内基盤は弱いとされる。小沢氏を排除して、果たして政権を円滑に運営できるだろうか。

今回の民主党代表選では菅氏の対抗馬として、特定のグループには属していない樽床氏が急遽、立候補したが、知名度が低いにもかかわらず予想以上に善戦した。小沢グループは自主投票だったが、樽床氏に投票した議員が多かったと思われる。一方、菅氏は当選はしたものの、得票は意外に伸びなかった。このことからも、党内で小沢グループの勢力が侮りがたいことが窺われる。

小沢グループは強い結束力を誇り、“党内党”のような存在となっている。菅氏や枝野氏が党を完全に掌握するのは困難だろう。表面的には小沢氏の影響力を排除しているように見せながら、実際には小沢人脈も活用せざるをえないと思われる。

いずれにせよ、小沢氏がこのまま引っこんでいるとは考えにくく、いずれ逆襲に転じるだろう。7月の参院選、9月の民主党代表選をにらんで、新たな権力闘争が開始されそうだ。


※関連エントリー
■鳩山後継は菅直人氏に決定。民主党への逆風の中を船出
■鳩山首相が辞任表明。「国民が聞く耳を持たなくなった」と発言

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