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鳩山後継は菅直人氏に決定。民主党への逆風の中を船出

 2010-06-04
6月4日、鳩山首相の後継となる新しい民主党代表に菅直人・副総理兼財務相が選出され、これを受けて同日、菅氏は衆参両院で内閣総理大臣に指名された。同氏のこれまでの政治家としての略歴は、次のとおり。

菅氏が政界に入ったのは、婦人運動家の故・市川房枝氏の選挙事務所代表を務め、市川氏の選挙運動に協力したのがきっかけ。その後、日本社会党を離党した江田三郎氏が創設した「社会市民連合」に参加し、さらに、社会市民連合と社会クラブが合同して結成された「社会民主連合(社民連)」に参加。国会議員選挙には無所属の頃を含めて3回落選した後、1980年の衆院選に社民連から立候補して初当選した。

1993年に非自民・非共産の細川連立政権が成立したことで、初めて与党議員となる。1994年に社民連が解散した後は「新党さきがけ」に入党し、同年成立の自社さ(自民党・社会党・新党さきがけ)連立の村山政権では新党さきがけの政策調査会長。1996年成立の橋本内閣では厚生大臣を務める。厚生大臣在任中には、薬害エイズ問題で厚生官僚の抵抗を押し切って問題を明らかにし、官僚と戦う政治家として評価が高まった。

1996年9月、新党さきがけの鳩山由紀夫氏が「民主党」を立ち上げると、菅氏も参加し、鳩山氏と共に代表となった。つまり、鳩山氏と菅氏は民主党の共同創設者のような関係にある。なお、2003年9月には、小沢一郎氏が党首を務める「自由党」が民主党と合同した。

2009年9月に民主党・国民新党・社民党の連立で鳩山政権が成立すると、副総理兼内閣府特命担当大臣に就任。2010年1月には、藤井財務相の辞任を受けて財務相に就任。そして今回、首相となる。

さて、鳩山内閣の失態と迷走がひど過ぎたため、鳩山内閣の支持率は直近では10%台まで低下していた。鳩山首相の資質が根本的に疑問視されたばかりか、政治資金などの疑惑をかかえて居すわる小沢幹事長への風当たりも強かった。今回、これら民主党の両首脳が併せて辞任したこともあり、政権支持率はある程度は上向くと思われる。もっとも落胆しているのは、不人気な鳩山・小沢両氏を相手に参院選を戦えると思っていた自民党かもしれない。このところ支持が伸びている「みんなの党」も、多少なりとも影響を受けそうだ。ただ国民は、前の自民党政権が総理・総裁だけを替えて期待を裏切り続けてきたことに幻滅しており、今後、民主党についても、単に看板を替えただけなのかどうかを厳しく見きわめるだろう。むしろ、民主党はこれからが正念場だ。

菅氏は、さしあたって慎重な発言を心がけている。民主党の代表選前の演説でも、普天間基地移設問題には直接的に触れず、日本外交の機軸が日米関係であることを明言している。鳩山前首相に比べれば、現実から遊離して理念先行でつっ走る可能性は少ないような気もする。政権を安定させようとすれば、どのみち現実路線をとらざるをえず、迂闊な言動は控えるだろう。

菅氏の経歴を振り返ると、もともとは市民運動家であり、日本社会党の系譜につらなる社会市民連合や社民連に在籍していたこともある。このことから、菅氏の経済・社会政策が社会主義的傾向を帯びているのではと思う人もいるだろう。しかし、過去の政治活動を見る限り、さほど教条主義的な言動は目立たないようだ。社会的公正を重視する“社会派”ではあっても、比較的現実的な路線をとるような気がする。とはいえ、菅氏が経済通だとはお世辞にもいえないようで、現在の経済危機にうまく対処できるのか不安は残る。イデオロギー先行や選挙目当てではない、有効な経済・社会政策を期待したい。問題の多い郵政改革法案や労働者派遣法改正案などについては、慎重な扱いが必要だろう。

今後も小沢氏の影響力が目立つと政権にとってマイナスイメージになるが、菅氏は近年、小沢氏との関係が比較的近かったとされる。これに関連して菅氏は、代表選への立候補表明の直前に「小沢氏はしばらく静かにしていただいた方がいい」と述べ、小沢氏に距離を置く考えを初めて示した。これまでのように小沢氏が露骨に政権に影響力を行使することは、いささか難しくなりそうだ。しかしこれは、選挙や政局のエキスパートである小沢氏の力を存分に活用できなくなることでもあり、民主党にとって戦力ダウンをもたらす可能性もある。さらには、党内で小沢グループとの確執が生じる可能性もある。

菅氏の民主党代表としての任期は、鳩山前代表の任期の残りである今年9月までしかない。9月にはあらためて代表選が行われる。場合によっては菅内閣は実質的に選挙管理内閣で終わってしまう可能性もあるし、さらに、小沢氏や他党が政界再編を仕掛ける可能性もある。


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